シタデルカラーで「炎の表現方法」についてのお問い合わせがあったので実践!
いくつか方法はあるが、そのひとつとして参考にしてほしい。
今回はミニチュア「ブリムストーンホラー」をペイントだ!
まずは下塗りを兼ねてミニチュアに直接「ベース:レイスボーン」を塗っていく。
白色は下地が出やすいので乾かしてから何度か塗り重ねるといいぞ。
ここからは通常の筆で塗ったバージョンとドライブラシで塗ったバージョンの2パターンで進めていこう。
ドライブラシはカラーを筆にとってからあえてティッシュなどで色を拭き取り、微かに残った状態で筆を往復させて凸部に色をつける技法だ。少しずつ色が付いていくので、グラデーションが付けやすいぞ。
それでは次に「レイヤー:フラッシュギッツ・イエロー」を塗っていく。
どちらも全体的に満遍なく塗るのではなく、中心部や内側の部分は少しベースの白を残すといい。
なぜ白を残すのかは、実際の炎の写真をみてもらえればわかるだろうか。
炎は中心部から外側に向かって白→黄色→オレンジ→赤と色が変わっていく。
これを再現するためにあえて白を残しているのだ。
次にオレンジ部分を塗っていこう。
こちらも全体的に塗るのではなく、中心は薄く、先端にいくほど濃くなるように重ね塗り。
このモデルは顔があるので少し塗ってあるが、普通の炎の表現の場合は中心は塗らない方が良いぞ。
通常筆のほうは「シェイド:フューガン・オレンジ」を使用。
ドライブラシではシェイドカラーは向いていないため「レイヤー:トロールスレイヤー・オレンジ」を使用。
次に「レイヤー:イーヴィルサンズ・スカーレット」をやはり先端ほど赤くなるように塗っていく。
中心部にはほとんど塗っていないぞ。
この赤の範囲が広いほど、炎の温度は低くなる。超高熱の炎の塊を表現する場合は、白、黄色の部分を大きくしよう。
ドライブラシも先端をなるべく多く筆を往復させて色を付けていこう。
さぁ、これでラストだ。最後に「ベース:アバドン・ブラック」を本当に先端の部分だけに塗ろう。
先ほどの赤で終わってもいいのだが、これをやるとぐっと締まって見えるのでやるのがオススメだ。
ただしこれは本当に少しにしてくれ。あまり黒くすると炎に見えなくなるぞ。
これでシタデルカラーで炎の表現の完成だ!!
さて炎は完成したが、オマケで土台もそれっぽくしたぞ。
最近お気に入りの「テクニカル:モーダント・アース」による溶岩表現だ。
溶岩表現についてはこちらを参考にしてくれ!TIPS:ひび割れたベースのテクニック
塗りに多少のミスがあっても全体的に統一感を持たせれば、雰囲気が出て格好よく見えるものだぞ。
みんな楽しんで塗ってみてくれ!